所沢エリアガイド

武蔵屋

所沢の駅から、街道沿いをお散歩気分でのんびり歩いていると、「プーン」と香ばしい醤油の香りが漂ってくる。街道を覆わんばかりの香ばしい香りにつられてクンクンと鼻で出所を探してしまう。そして辿り着くのは「焼きだんご」の暖簾を揺らす一軒のお団子屋さん「武蔵屋」。所沢名物「焼きだんご」の名店だ。

武蔵屋

暖簾をくぐり店内に入ると「はい。いらっしゃいませ」と、温かいお母さんのような声で迎えてくれる。久しぶりに田舎に帰ってきたように、懐かしくホッと心が和む。

一人でこの店を営む品の良い女性は二代目ご店主の熊谷さん。柔らかで落ち着いた物腰が印象的だ。ここでパチパチと鳴る炭火の音を聞きながら毎日お団子を焼いている。

「いま、お団子焼きますね」と炭の前に向かう。

店内には小さな机と椅子があるが、基本的にここで食べるのではなく、テイクアウト。焼き上がりを待つための小さなスペースだ。山歩きでお茶屋さんを見つけた時のように、ちょこんと椅子に座ればお散歩の疲れも取れ、冬なら寒さから一息ついて暖まる。もちろん春や秋の行楽シーズンにはうってつけだろう。お団子が焼けるのを待つ間、店内に掲げられた「所沢焼きだんごの由来」を読む。

武蔵屋

所沢で焼き団子が名物になった由来は諸説ある。明治時代には地域で「団子の申し合わせ」が定められた。団子自体の素材へのこだわりのみならず、刺す串にまでこだわりがあることに驚く。

 

現在所沢では複数のお団子屋さんがあり「所沢だんごマップ」なども市で作られている。この武蔵屋もその中の一つだ。

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